鋳造時に発生するヤニ量を激減させる低ヤニRCSのご紹介
概要
有機系バインダーを使用した鋳型は、鋳造時に有機系バインダーの熱分解によりヤニやガスが発生します。特に最近では、アルミの指向性凝固のため金型をより冷却する傾向にあり、これに伴いヤニが金型に付着し、またベントホールを詰めガス欠陥や湯廻り不良が増加する傾向にあります。
このような問題に対し、当社では新たにヤニ低減RCSを開発しました。
ヤニ低減RCSは、鋳造時に発生するヤニ量を激減させたRCSであって、ヤニを分解する技術をさらに進化させて生み出された当社特有のRCSです。
形態
用途
特長
- 金型に付着するヤニ量を激減させ、金型清掃回数を減らすことができます。
- 金型のベント詰まりが減少するため、鋳物のガス欠陥や湯周り不良が減少します。
- アルミの崩壊性は、当社スーパーAVサンド仕様にすると非常に良好です。
- ジャケットの細い部分や隅、ベントホール直下のヤニによる崩壊性不良を解消できます。
- その他の効果として造形時、鋳造時に発生するガスや臭気を低減できます。