新砂、再生砂、特殊砂などに対応し、優れた鋳型特性を実現する、アルカリフェノール用バインダーのご紹介
概要
有機自硬性鋳型用アルカリフェノール用バインダーとは、骨材(硅砂等)に水溶性アルカリフェノール樹脂、エステルを加え、エステルの加水分解で生成する酸によってアルカリフェノール樹脂が中和され更に高分子化する事により砂粒同志の結合力が発現する自硬性用バインダーです。
従来の有機自硬性鋳型プロセスに代わるものとして作業環境の改善及び鋳物品質の向上に有効なアルカリフェノール用バインダーを使用したプロセスが注目され普及してきています。
形態
用途
- アルミ鋳造
- 鋳鉄、鋳鋼鋳造
- その他各種鋳造法に適用
特長
- 混練時の臭気、注湯時の発煙が極めて少なく作業環境が著しく改善されます。
- 窒素分に起因するピンホール等の欠陥がなくなります。
- 硫黄分に起因するダクタイル鋳鉄の球状化阻害、鋳鋼での侵硫現象がなくなります。
- 高温での鋳型のなりより性が極めて良好なので鋳鋼での熱間亀裂防止に有効です。
- 鋳型の膨張が小さいのでべ一二ングの発生が少なくなります。
- 崩壊性が良好なので軽合金鋳物にも適します。
- 鋳型の深部硬化性が良好です。
- 耐熱性がありスクワレ等の欠陥防止に有効です。