鋳型の深部まで均一に急速硬化するフェノールウレタン自硬性用バインダーのご紹介
概要
有機自硬性鋳型用バインダー旭ノーべ一ク法(フェノールウレタン自硬性)とは、骨材(硅砂等)をフェノール樹脂とポリイソシアネートと塩基性触媒の存在下でウレタン化反応を起し砂粒同志の結合力が発現する自硬性型です。鋳型の深部迄均一に急速硬化する速硬性バインダーの為、とくに中小物鋳物の主型及び中子用バインダーとして最適で、普通鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、鋳鋼、軽合金等広い用途で使用されています。当社独自で開発した技術を結合した「旭ノーべーク法」は国内多数の鋳物工場でご便用していただき好評を得ております。
形態
用途
- アルミ鋳造
- 鋳鉄、鋳鋼鋳造
- その他各種鋳造法に適用
特長
- 常温自硬性バインダー中最高の硬化速度を有し、しかも抜型時間に対する可使時間が長く、内部硬化も良い為、最高の造型速度を有する自硬性バインダーです。
- 回収砂は通常の機械的再生機により容易に再生でき、再生砂については新砂に比し、バインダー添加量を滅少する事ができます。
- 生型用中子として使用した場合、生型砂に対する影響がほとんどありません。
- ダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)に対しS分を含有しない為、球状化阻害現象が起こりません。
以上の理由によリ旭ノーべークバインダーは中量産品ないし量産品、中物ないし小物に対し最適であり、とくに高速主型造型ライン用中子やダクタイル鋳鉄に対しては好適といえます。
適用されている材質も普通鋳鉄、ダクタイル鋳鉄、鋳鋼、軽合金の広範囲にわたっています。