愛知工場で消防署と合同で大規模な災害対策訓練が実施されましたNews Release

2016年02月09日
旭有機材工業株式会社

2月7日(日)、当社愛知工場にて実施された消防署と合同の大規模災害対策訓練をリポートします。

当日は朝から雲ひとつない晴天に恵まれました。
参加したのは丹羽・西春日井広域消防、犬山・江南消防、扶桑町・大口町消防団など消防関係者をはじめとして、警察、役場、看護学校の生徒、当社そして見学者を含む100名ほど。

訓練の内容は、学生が当社工業用樹脂製造建屋を見学中にその5階で火災が発生したという何とも切ないシナリオですが、参加する看護学校の学生さんや当社社員は、朝早くから映画さながらにケガの特殊メイクを施し、打合せにも余念がありません。


訓練開始前に待機する車両 ガラスが刺さった特殊メイク

午前10時、合図とともに5階から煙が発生しました。4階の階段が崩れ落ちると言う不幸が重なる設定で、5階窓から学生さんが『たすけてー!』と叫ぶ姿は迫真に迫っていました。

消防車、救急車が到着し、消防隊の指示に従って避難が可能な人たちは1階から避難。近くに設置した火災発生部には、消防車と当社自衛消防隊の消火栓から一斉放水訓練で火消しを行いました。 続いて30m級のはしご車が到着し、5階の学生さんたちを救出するのですが、実際に窓から飛び移りますので、その姿は真剣で見守る側にも緊張感が伝わりました。


はしご車による救出

避難・救助された人たちは、敷地内広場に集められ、大規模災害時に治療の優先順位を決めました(トリアージ)。人の命に差はありませんが、大規模災害時には医師の数も限られ、全員を助けることができないことから、苦渋の決断が行われるという現実を見たような気がします。

屋上に避難した人は、はしご車が届かないという設定から、ヘリコプターの出動が要請され、到着後、建屋上空でホバーリングし、人を実際に吊って助けました。


救助者へのトリアージ ヘリによる屋上からの救出

実際に大規模災害が発生すると、救助活動が思い描いたように進むものではないと思います が、日頃から定期 的に訓練を実施し、有事の際に少しでも訓練通りに行動できるようすることがとても大切であると、あらためて感じさせられました。

訓練が終わって消防長の講評

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