配管健康度をセルフチェックできます
長年使用している樹脂配管の健康状態が気になったことはありませんか?樹脂配管の劣化は見た目だけではわかりません。弊社では、この度初期診断として長年の実績から樹脂配管の健康状態をチェックするサービスを始めました。まずは、お手軽なセルフチェックで健康度をチェックしてみませんか?
樹脂材料のお悩みはありませんか?プロの診断をご検討ください!
環境汚染・健康被害に繋がる事故は、ヒューマンエラーや設備の老朽化が主な原因です。プラスチックに限らず全ての材質における配管材料の耐久性には限界があり、経年劣化により重大なトラブルを発生させる恐れがあります。配管設備を良好な状態で維持するためにも、その状態を正確に把握し適切に処置することが重要です。
樹脂配管の寿命予測や保全計画・対策に専門医のAVPipingDoctor™を是非ご利用ください。診断後の保全方法までご提案致します。
劣化事例
樹脂配管は、使用流体や使用条件によって様々な劣化を生じます。
当社の高い技術と、塩酸をはじめ苛性ソーダ、過酸化水素、硝酸など多種多様な薬液ラインにおける豊富な実績を活かした配管診断により、お客様の設備管理をサポート致します。(診断実績800件以上)
診断メリット
事後保全から予防保全へ
配管の劣化状態を総合的に把握することで、塩酸や硫酸などの危険な薬液ラインに於ける重大事故に繋がるリスク低減が可能となります。
突然的な設備停止時間を最小限に抑えられ、設備の延命に貢献できます。
更新計画策定
お客様の使用状況に応じた個別の寿命曲線等を作成し、最適な更新時期の提案をいたします。
更新時期を計画的に行う事で保全費が平準化できます。
コストダウン
診断結果から計画的な設備の更新提案と従来の機器一式交換から部品交換の推奨等によりトータル的なコストダウンに貢献できます。
保全方法提案
ご使用条件に合った最適な材質選定や改善(施工)方法をご提案 いたします。
※耐薬品性評価に不安がある場合は、弊社より試験片を提供し、お客様ご使用の実液に浸漬し、劣化度を評価するフィールドテストも実施します。
メンテナンスフロー
診断内容
工場のラインを稼働したまま調査が可能。
二次診断
サンプルを提供して頂き、より詳細な調査を行います。
内・外面観察 |
○ |
光、熱、水分等による変色等の有無を確認 |
管厚断面観察 |
○ |
劣化(変色層)の深さを測定 |
引張強度 |
○ |
未使用品に対し、引張強度の保持率を測定 |
引張伸び |
○ |
未使用品に対し、引張伸びの保持率を測定 |
衝撃強度 |
○ |
未使用品に対し、衝撃強度の保持率を測定 |
報告書作成 |
○ |
診断結果の報告 |
組成分析 |
Option |
EPMA分析・SEM観察・蛍光X線等の分析を実施 |
技術派遣 |
Option |
技術スタッフによる現場確認(説明)を実施 |
組成分析について
EPMA分析・SEM観察…電子照射による、構成元素の定性・定量分析・表面の状態・クラックの状態を観察。
蛍光X線分析…X線照射による、構成元素の定性・定量分析
※標準的な診断項目の内容となります。ご要望により項目を選択することも可能です。
※費用につきましては、お見積り致します。
調査期間の目安
1検体…約2週間
5検体…約3週間
組成分析…約1ヶ月
※混み具合により異なる場合がございます。
対象製品と対象材質
製品
パイプ・継手・バルブ等配管材
タンク・ダクト等
材質
U-PVC , C-PVC , PP , PVDF , PVC+FRP
HI-PVC , PDCPD , etc , その他シール材
診断に必要なサンプル
13~30A 500mm以上
40~65A 300mm以上
75A~ 200mm以上
組成分析が加わる場合には、+100mmが必要となります。
※パイプ以外の調査につきましては、別途ご相談ください。
バルブライフサポート
人間の体にも定期健診が必要なように、バルブにも定期的な点検が必要です。点検にて容易に発見可能な不具合でも手遅れになると重大な事故が発生する可能性があります。
点検により使用が難しいと判断した樹脂バルブでも部品交換により再利用可能な場合がございます。再利用することで長く使用することができ、コストダウンに繋がります。
診断実績
塩ビ配管寿命曲線
豊富な実績より、塩化ビニル配管は寿命曲線を描くことが分かっております。
物性値の調査、使用状況の聞き取りによりお客様の製品・配管ラインの寿命を診断致します。
タンク・ピットの診断(例)
弊社ではポリプロピレン(PP)性タンクの製作も行っております。設置場所の入り口が狭く、増設や更新が難しい場合でも、現地組み立てができるPPタンクであれば更新が可能です。