フェノール樹脂はどうやって出来るの?
フェノール樹脂の原料はフェノール類とアルデヒド類。ここに触媒を加えると「付加縮合反応」が起こり、フェノール樹脂になります。
熱し方や混合の割合によって、『レゾール』や『ノボラック』というフェノール樹脂になります。
『レゾール』は基本的に常温では液体で、加熱すると固まり、元には戻りません。
『ノボラック』は通常は固形で、加熱すると溶け、冷ますと常温で元に戻ります。
旭有機材では、それぞれの特性を生かして『レゾール』は断熱材などに、『ノボラック』は鋳造用や電子材料の製造に使われています。
フェノール樹脂の作り方?
フェノール樹脂製品のつくり方は、お菓子のつくり方に似ています。
まずフェノール樹脂に硬化物や添加物を混ぜます。
このときの添加物の割合によって、できる製品が変わってくるのです。
まるで、小麦粉、牛乳、卵などの分量や配合でケーキやプリンになるお菓子みたいでしょう?
製造工程で生まれる副生成物は廃棄せず、自然に役立つ形にして地球に還元。
また使い終わった断熱材もエネルギーとして再利用するなど、環境対策にも積極的に取り組んでいます。
こんな製品に分かれます