Andyの課題別ソリューションカード 省スペース編

お客様から寄せられる配管設備の“お困りごと”は、時にして手強く、一筋縄ではいかないものです。
このページでは、Andyがお客様のお困りごと(課題)をカードにして、旭有機材のソリューション(提案)カードをぶつけます!
難しい課題に対し、旭有機材とAndyは、どんな手が打てるのか!? そして、ご提案の根拠は?

酸の濃度が高い!

酸の濃度が高い!には、
ズバリこの提案カード!

高い濃度の酸を扱う場合、腐食性の高く、金属製の配管やバルブの劣化が早い。設備トラブルのリスクが高まり、メンテナンス頻度が増加する。
提案
酸にめっちゃ強い! 旭有機材から最適なご提案

高濃度の酸を使用する設備では、金属製配管の腐食や部品交換が大きな課題となることがあります。
旭有機材では、耐薬品性に優れた樹脂製配管材料を豊富に取り揃えております。 

特に塩酸・硝酸・硫酸などの強い薬品を使用する設備向けの優れた耐薬品性を持つ「ケミカルパイプ」、「EL-PVDF」という旭有機材の知見を集結し開発された材質で成形され、高い耐久性を発揮するダイヤフラムバルブ(EL特殊仕様)、さらに混酸環境に適したシール材「バイフロン™」など、さまざまな製品をご用意しています。

弊社の営業スタッフがお客さまの使用環境や条件をお伺いし、最適な製品をご提案いたします。薬液配管に関するお悩みやお困りごとがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。


気化性流体によるバルブ破損……

気化性流体によるバルブ破損……
への提案カード!

次亜塩素酸ナトリウムや過酸化水素水などの気化性液体を流す際に、ボールバルブ内部で異常昇圧が起こり、破損につながるおそれがある……。
提案
上流側穴あき仕様・オリフィス仕様で安定制御

気化性流体※(次亜塩素酸ナトリウム、過酸化水素水など)は、圧力変動や温度変化によって気化が進みやすく、バルブ内部で内圧上昇を引き起こすことがあります。

特にボールバルブでは、構造上、ボール外周とボディの間に流体が滞留しやすいポケット部、いわゆるデッドスペースが生じることがあります。このデッドスペースに気化性液体が閉じ込められると、 気化や膨張によって逃げ場のない圧力が発生し、接液部品の変形・破損や、バルブ本体の破損につながるおそれがあります。

内部に異常圧力が発生しても圧力を逃がす構造のボールバルブ

  • 上流穴あき仕様のボールバルブ構造図

    流路と従来デッドスペースとなる箇所をつなぐため、ボールの上流側に穴を加工。下流側シートで全閉が可能な特殊仕様。

  • オリフィス仕様のボールバルブ構造図

    流路と従来デッドスペースとなる箇所をつなぐため、「上流側シート」に一部溝が加工され、さらにボールの下流側に穴が加工され常に微漏れさせる(全閉不可)。

旭有機材のボールバルブ上流穴あき仕様やオリフィス※仕様は、デッドスペースと流路をつなぐことで、デッドスペース内の異常な内圧上昇を抑制する構造です。
気化性液体を使用するラインにおけるバルブ本体の変形・破損を防止することで安定した運転に貢献します。


高温×高腐食環境への対応

高温×高腐食環境に
対応する提案カード!

薬液に強い樹脂配管材を選んでいても、高温条件では、変形・劣化による交換頻度の増加が課題になる……。
提案!!
高耐食母管をFRPで補強したAVパイプ!

工場の用途や使用する薬液によっては、配管ラインに高温流体を流すケースがあります。こうした高温の薬液ラインでは、耐薬品性に加え、熱による配管の変形や強度低下を抑えられる配管材が求められます。

AVパイプは、耐薬品性に優れたPVCまたはPPの母管にFRP補強を施した、旭有機材独自の複合パイプです。母管の耐薬品性を活かしながら、FRP補強によって耐圧強度や耐衝撃性を高め、高温薬液ラインに求められる耐熱性・耐薬品性・耐圧強度を高いレベルで実現しています。

また、FRPを積層した専用継手もラインアップしており、配管設備全体でご検討いただけます。

高温薬液ラインに、耐熱性・耐薬品性・強度を備えた選択肢を。AVパイプについては、ぜひ旭有機材にお問い合わせください。

AVパイプシリーズ例と特性

品種 耐用温度 適用ライン 母管の種類・特長
AV-SU 〜90℃ 供給塩水
塩素ガス
酸洗ライン
標準パイプ
AV-超純SU 〜80℃ 浄水ライン 超純パイプ
AV-GU 〜95℃ 淡塩水・塩素ガス
高温強酸ライン
メッキライン
耐酸・耐塩素用
AV-GU-N 〜95℃ 苛性ソーダ 耐アルカリ用
AV-PP 〜100℃ 苛性ソーダ
アルカリ
耐アルカリ
高温ライン

Andy’s Point!

気化性流体とは
気化性流体とは、温度上昇や圧力低下によって気体になりやすい流体のことです。バルブ内部で気化が進むと、内圧上昇や部品破損につながるおそれがあります。
オリフィスとは
オリフィスとは、流体の通り道に設ける小さな穴や絞り部のことです。旭有機材のボールバルブオリフィス仕様では、デッドスペース内の圧力を逃がすための流路として機能し、異常な内圧上昇を抑制します。