N.M.さんの「推しASAHIAV™」サービスを教えてください。 N.M. 私の推しASAHIAV™は、 エンジニアリングサービスの「プレハブ品製作」です。 旭有機材管材システム事業部エンジニアリング部※では、樹脂配管の設計から加工、現地施工、そして配管劣化診断といった幅広いサービスを提供し、お客様をトータルでサポートしています。 その中でも、樹脂配管メーカーとしての強みを生かしたプレハブ品製作は、特にお客様にご好評いただいています。 プレハブ品とはどのようなものですか? N.M. プレハブ品とは、旭有機材の工場であらかじめ配管ユニットを製作したカスタマイズ品のことです。 例えば、お客様の現場や工場によっては、複雑な配管状況であることから成形品※のバルブやパイプをそのままでは取り付けられない場合がありますが、アイソメ図やスプール図※をもとに旭有機材がプレハブ品を製作し、高い寸法精度で再現することができます。 また、成形品では難しい形状でも強度を保って製作できる短面管の“ミニマム継手”などもあります。 短いスパンの枝出しに対応できることもプレハブ品ならではの特長です。 プレハブ品のメリットは、どういったものでしょうか? N.M. 一番のメリットは、お客様の「業務の効率化」です。 積算工程から製作まで旭有機材で一貫して行うため、現場施工の削減や、人員不足への対応といったお客様の負担を大幅に軽減できます。 施工不良による漏洩トラブルの防止や施工品質のバラツキによる手戻りの発生頻度も減らせるという点でも、業務の効率化が計れますね。 このインタビューで紹介している製品について 配管プレハブ品 FRP強化の塩ビ複合管・継手等、成形品に存在しない形状もお客様の既設配管状況に合わせ製作いたします。現地での設置工数、コストが削減できます! 製品詳細ページへ 複雑な既設配管の更新……。 もし、配管図を紛失してしまっている場合は対応できるのでしょうか? N.M. その場合もエンジニアリング部のサービスである「3Dスキャンサービス」があるので可能です。 まずお客様の配管設備にお伺いし、3Dスキャンの専用機器を使って既設配管の状況をスキャンさせていただきます。 そのデータを利用して、寸法測定や配管ルートの検討を行います。 どういった配管設備が必要なのか、というところからご提案できます。 どのような分野や業種のお客様が多いですか? N.M. 化学、電解、製鉄、半導体、食品など本当に多岐に渡って採用いただいているので、いろんなお客様に使っていただいていますね。 プレハブ品の製作は、天下(あもり)テクノセンター(延岡市)のみだったのですが、2023年に栃木工場(大田原市)でも製作開始して、二拠点体制になりました。 東日本のお客様、西日本のお客様両方にスピーディーな対応が可能な体制になりましたので、これからもっと幅広い分野のお客様に採用いただけると思います。 実際にお客様から喜ばれた事例があれば教えてください。 N.M. 先ほど例に挙がった「もう図面がなかったお客様」の事例でしょうか。 お客様がどこからどうやって手をつければいいかわからなくなっていたところから、結果的にはお客様の希望期限内に設備を完成させることができました。 これは、私も嬉しかったです。 この事例以外でも、旭有機材のプレハブ品は、バルブ同様、メーカー保証付きですので、安心・安全な製品として高く評価され、継続して様々なお客様に喜んでいただいていますね。