鋳造時に発生する臭気を低減させる新しいタイプのRCS「ヘキサパス®」のご紹介
概要
シェルモールド法の造型・鋳造時には、フェノール類、ホルムアルデヒド、アンモニア、アミン類などが発生するため独特の悪臭がします。これらの臭いを抑える検討は古くから行われていましたが、従来の低臭気RCSは臭いの低減が十分ではなかったり、硬化速度が遅く、造型時間延長が必要なために生産性低下を招くなどの問題点を抱えていました。
ヘキサパスは、前途した課題を解決した新しいタイプの低臭気RCSです。悪臭を発生させる主な原因物質であるヘキサミンに頼らない硬化機構を開発し、大幅に臭気および煙を低減させることができました。また、従来のヘキサミン硬化と同等の硬化速度を実現し、汎用タイプのRCSと同等の造型時間での鋳型生産が可能です。さらに反転俳砂法にて製造される中空中子の品質も向上されることができました。
形態
特長
ヘキサミンに頼らない硬化機構による低臭気化実現!
- 低臭気:三点比較式臭袋法による臭気濃度が従来品(ヘキサミン硬化)から約1/6に低減。
- 低刺激:刺激性のあるアンモニア、ホルムアルデヒドの発生量を大幅に低減。
- 低煙:造型時の発煙量が減少
- 耐ピールバック:反転排砂法による中空中子製造にて駄肉の低減。
- 低ガス発生量:汎用品と比較して同レジン量でガス発生量が減少。
- 速硬化:汎用品と同等の造型サイクルを維持。
動画「ヘキサミンに頼らない硬化機構による低臭気RCS ヘキサパス®」(外部サイトにリンクします)
動画「無機にも負けない! 低臭気RCS ヘキサパス®」(外部サイトにリンクします)