ダイヤフラムバルブとは?
ダイヤフラム(隔膜)で流路を開閉する構造のバルブです。
流路と駆動部が遮断されるので、摺動部(擦れる部分)がなくグリスなどの不純物がまざりにくいという特徴があります。
ある程度の流量制御もできますし、ゴム材のダイヤフラムであれば、スラリー性を含む流体にも対応し易いです。
ダイヤフラムにおける液体の流れを動画にまとめました。ぜひご覧ください。
ボールバルブとは?
ボール状の弁体に流路が通っており、ボールの90°回転により開閉、流体を制御するバルブです。
流路がストレートなので、圧力損失が少なく、操作も簡単です。基本的に開閉で使用し、流体制御には不向きとなります。
また、この応用で3 方向を制御することのできる三方弁もあります。弁体であるボールとPTFEのシートによる摺動部があり、スラリーを含む流体には使用できません。
ボールバルブにおける液体の流れを動画にまとめました。ぜひご覧ください。
バタフライバルブとは?
円盤状の弁体を90°回転させ流体を制御するバルブで、蝶形弁とも言います。
バルブの中で最も面間距離を短くできるので、狭小配管で有効です。ラフな流量調整弁としても使える他、ストレートに流れるので圧力損失が少なく、スラリーを含む流体にも適用可能です。
呼び径も幅広くあり、操作方法も多様です。
バタフライバルにおける液体の流れを動画にまとめました。ぜひご覧ください。
逆止弁とは?
流体の背圧によって弁体が逆流を防ぐバルブです。 旭有機材では、スイングチェック、ボールチェック、ウエハーチェックの3種類の他、ポンプのサクション側(1次側)に使用するボールフートバルブもあります。
スイングチェック:本体に取り付けられた弁体が開閉し、流路は一直線で全開時は圧力損失が小さい
ボールチェック:ボール状の弁体が背圧により閉止動作を行う
ウェハーチェック:動作はスイングチェックと同様だが、面間が短く狭小配管に適する
ボールフート:ボールチェックの派生型で、流体を吸い上げる末端に取り付ける
ゲートバルブとは?
水門の構造に似ているため命名されたバルブですが、旭有機材のゲートバルブは、弁棒と結合した円錐状の弁体が上下する事で流体を制御します。
流れをしっかりと止めることができ、流路がストレートのため、圧力損失が少ないバルブです。
別名仕切弁、もしくはスルースバルブとも呼ばれています。
ストップバルブとは?
弁体が弁座に対して直角に作動し流体制御をするバルブです。
流路がS字のため圧力損失は大きいですが、ウォーターハンマーが発生しにくいという特長があります。
別名玉形弁、グローブバルブとも呼ばれ、旭有機材のニードルバルブも同タイプです。
ゲージバルブとは?
タンクの水位を目視するために、透明のゲージ管を取り付けるためのバルブです。
呼び径20mmで外径18mm、呼び径25mmで外径26mmのパイプに適合しています。
ゲージ管には透明PVC管、ガラス管、アクリル管などを使用します。
調整用バルブとは?
配管システム内で流体の流れを制御するために使用されるバルブを調整用バルブと言い、旭有機材では下記のバルブがあります。
定流量弁:動力なし、ハンドル上部のゲージで流量設定を行うだけで流量を一定に保つ
ニードルバルブ:高精度な流量制御弁
自力式弁 減圧タイプ:一次側で圧力変動があっても二次側の圧力を一定に保つ
自力式弁 背圧タイプ:一次側圧力を一定に維持
自力式弁 リリーフタイプ:直角方向に圧力を逃がしつつ直線方向の圧力を一定に保持
ピンチバルブとは?
チューブ押えを動かすことで、チューブを開閉し、流体の流れを制御するバルブです。
自在型ストレーナーとは?
流体内の異物除去をします。主なメッシュは20・30・40・60メッシュで、40メッシュが標準となります。
メッシュ数は1inch当たりの目の数で、数が少ない方が粗いメッシュということになります。
水道用・農業用バルブとは?
フロート式のセンサー部で水田の水位(上限・下限)を設定する自動給水栓、手動式のアルファルファーバルブ、水田、畑両方で使用可能な自由形アングルバルブなどがあります。